国内の15施設にて、既存治療が奏奏しない糖尿病性潰瘍患者54例(有効性の主たる解析対象は47例)を対象とした、非盲検、単群、多施設共同試験により、最大8週間のPRP治療時の有効性及び安全性が検討されています。主な結果は以下の通りです。詳しくはオートロジェル システムの臨床成績をご参照ください。
主要評価項目:最終評価時の創半径縮小率が50%以上の患者割合は80.9%でした。
副次評価項目:創面積は、治療前3.05±2.76cm2から最終評価時0.61±1.69cm2へ有意に縮小しました(P<0.0001)。創体積も同様に治療前1.35±1.82cm3から最終評価時0.09±0.27cm3へ有意に縮小しました(P<0.0001)。
安全性:32例に59件の有害事象が認められましたが、全ての有害事象で因果関係は否定され、副作用は認められませんでした。また、遠心機の動作不良(ネジの外れ) 1件、卓上遠心機の遠心時間不足 1件、採血管の陰圧不良 1件のデバイスの不具合が3件報告されています。